多く見られる転職理由
若いころと同じようにはいかない
理念や方針が合わない

がむしゃらに働いていた若いころにはあまり気付くことがないかもしれませんが、経験を積み、やりがいや自分の成長を実感できるようになるミドル世代では、自分の仕事に対する価値観もしっかりと出来上がってきます。そこで振り返ってみると、会社が掲げる理念や事業方針が自分の仕事観と合わず、ここで貢献し続けることが本当に正しいのだろうか?と疑問を持つことがあるようです。
多角的な判断ができるようになると同時に、若いころと比べて体力に余裕がなくなる人も出てくる時期ですから、今こそ本当に働きがいのある仕事に就こう、と決断するタイミングなのかもしれません。
将来性に不安を感じる
ミドル世代に限ったことではありませんが、健康的に働き続けるためには職場の環境も大切な要素です。いくら好きな仕事だからといっても、日常的に長時間勤務を強いられたり、パワハラが横行しているような職場では最後まで役割を全うすることはできないでしょう。また、一生懸命で前向きな社員が煙たがられたり、皆が本心を隠して常に探り合っているような職場も安心して働くことはできないはずです。このように、人間関係は仕事を続けていく上でとても大切な要素のひとつなので、長期的なキャリアを考えた時に転職の理由となることがあるようです。
人間関係以前に、会社の経営状態も気になるポイントのひとつです。若いころならば、例え会社が倒産しても次の就職先にそれほど困ることがなかったとしても、慎重な判断が求められるミドル世代では同じようにはいきません。明らかに以前と雰囲気が違う、経営母体が変わったなど、会社そのものの将来に不安を感じて転職する場合もあります。
社会的な問題になっている介護離職
総務省の調査によると、家族を介護するために仕事を辞める「介護離職」をする人は年々増えているようです。ミドル世代では、自分の親が介護を必要とする年齢に差し掛かっている人も多いので、こういった理由で転職を考える場合も少なくないようです。
仕事を続けながら介護を行うのは、とても難しいのが現状です。自宅にヘルパーが来る時間に合わせて出退勤の時刻を調整したくても許されない、介護休業が取得しづらい、体力的に限界であるなど、さまざまな理由から仕事と介護を両立することができず、やむを得ず離職する人が少なくありません。
しかし、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が行った調査によると、介護離職した人のうち男女ともに半数以上が仕事を続けたかったと回答しています。時間的にも体力的にも、介護と両立できるような仕事を探している人が多いと言えるのです。
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採用側の期待を知っておこう
企業がミドル世代を採用したいと考える背景には、単純に人手不足だけでは片づけられないものがあります。経験を活かして即戦力として活躍するだけでなく、指導力や人間性なども期待されています。
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