ミドルの人生経験を存分に活かせるセレモニースタッフ

セレモニー業界の現状

少子高齢化に伴って介護業界の人手不足が話題となっていますが、葬儀数も増加していることから、セレモニー業界も同じ課題に直面しています。どちらの業界にも言えることですが、ただ数をこなすだけの人手ではなく、利用する人の心に寄り添って、最良の提案ができる質の良い人材が必要とされているのです。
家族を亡くし悲しみに暮れている遺族は精神的に不安定な場合が多いので、落ち着いた態度で優しく寄り添うことができるミドル～シニア世代のスタッフが求められています。元から中高年が活躍している業界のため、ミドル世代を採用することに対しては抵抗感が低いようです。

業界未経験が全くハンデにならない

セレモニー業界は、全く違う業界から入ってくる人も多いそうです。むしろ同業からは採用しないという企業もあると聞きます。丁寧なコミュニケーションが必要とされる仕事なので、例えばホテルなどで接客をしていた人が多いようですが、その他にもさまざまな経験をしてきた人たちが一緒に働いています。
業界に参入してくる年齢も多様で、60歳を超えてから転職してくるスタッフも少なくないそうです。人生経験が役に立つ仕事なので、年齢を重ねていることや業界の経験がないことはほとんどデメリットにならないと言って良いでしょう。

長く働くことができる

葬儀は、形は違えどどの民族・人種にも存在します。日本においては固定化された風習を持つ企業が多いようですが、それでもさまざまな新しいスタイルの葬儀についてテレビなどで目にすることもあるはずです。古くからある大切にしたい部分はそのままに、加えてさらに現代にフィットするような工夫を今までの社会経験から提案することができれば、地域からも感謝され、やりがいを持って仕事に取り組めるはずです。
年配者が力を発揮しやすい業種であることから、業務内容を工夫して長く働けるような体制を整えようとしている企業も多いようです。座りっぱなしの仕事ではないので、ある程度の体力があることと健康であることは求められますが、あとは自分の経験を活かしていかに利用する人の心に寄り添えるかを突き詰めていきましょう。
今後形を変えていったとしても、葬儀自体がなくなることはまず無いと言えるでしょう。興味を持った人はまずは話だけでも聞いてみると良いかもしれません。

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葬祭ジョブから引用